部下のモチベーションを上げる方法

成功体験を積ませる

部下のモチベーション

リーダーとして行動をする時に、最も注意しなければいけないのが、部下のモチベーションをいかに下げないようにするかということです。

一昔前は「褒めるとつけあがるから厳しくしつける」といった方法で部下の教育をしてきた人もいたようですが、それは現在ではまったく逆の効果しか産まないということがはっきりと分かってきました。
特に自分よりも若く経験の浅い人に対してリーダーとして振る舞う場合は、できなかったことを咎めるのではなく、できたことを褒めるということが最も重要になってきます。

人は小さなことであっても自信を持つことにより、それを積み重ねて大きな仕事ができるようになっていくものです。
「負け癖」という言葉がありますが、何においても出来ないと思い込むことは、次の悪い結果を生み出すことにもなってしまいます。

リーダーになったならまず部下のよいところを見つけ、できたことを褒めて能力を伸ばしてあげるようにしましょう。

努力ではなく成果を見る

もう一つ人を育てていく上のポイントとなるのが「努力ではなく成果」を重視するという方法です。

近年ではサービス残業や長時間労働が問題になっていますが、それらはどういった成果を生み出すかよりも、どれだけ努力している(かのように見える)かによって評価していることが原因です。
もし完全に成果を前提にした評価であれば、仮に定時でさっさと帰る新人がいても全く問題ではないはずです。

もちろん仕事に慣れない新人が闇雲に努力をするということも大切な評価基準ですが、その努力の方向が間違った方向に行っていないかを見て正してあげるのもリーダーの役目です。

期待し関心を寄せるなど

最後にリーダーになったらぜひやってもらいたいのが、部下の様子を細かくみてあげるということです。
「どうせ上司は見ていない」という気持ちを持たれてしまうことは、信頼感の面でもパフォーマンスの面でも最悪の結果しか生み出しません。
過剰に干渉をするのではなく、適切な評価を与えることにより、努力をするモチベーションを高め、組織に対しての帰属意識も高まります。