ロジカルシンキングとは
社会人にとって必要な問題解決力を備えるために重要になってくるのが「ロジカルシンキング(論理的思考法)」です。
ロジカルシンキングは自己啓発本などでもよく紹介されていますが、実生活で実践するというのはそう簡単なことではありません。
論理的なものの考え方というのは人によって向き不向きがあるようで、いわゆる理系出身者の方が得意とする傾向があるようです。
ロジカルシンキングの具体的な方法を説明すると本1冊以上にもなるので、興味のある人は初心者向けの本などを読んでみてもらいたいですが、基本的な考え方の方向は誰でも理解をすることができます。
つまり物事の結論を導き出すために、他の事実や過去の事例をもとに証拠を積み重ねるようにしていくという作業です。
人気の推理小説やミステリーなどでは、主人公の探偵がいくつかの事実から事件の真相を暴いていきますが、考え方の基本はそれと全く同じです。
ロジカルシンキングのポイント、注意点
なぜロジカル・シンキングが問題解決力につながっていくかというと、それは何かミスやトラブルが起こったとき、その解決方法を細かく分析していくことができるからです。
例えば毎回提出する書類で頻繁に間違いが起こっている場合、その原因として「操作ミスしやすいUI」「報告が遅い」「チェックする人がいない」など複数の要因が考えられます。
ロジカル・シンキングができない人の場合、どうしてもミスの原因を本人の問題や根性論でそのまま放置をしてしまいがちですので、そこから本当の原因を探してそこから解決方法を提案していくということができません。
何か解決すべき問題があったときには、まずその原因はどこにあるかということを細かく分析していき、そこからどのように対応をしていけばより簡単に解決ができるか、ということを考えていきましょう。
そのためには細かい気付きや分析力、観察力といったことが問われてきますが、それらは練習により必ず身につけることができます。