コミュニケーション上達のために意識すべきこと
学生時代から友人関係を上手にすることを「コミュ力」と言ったりします。
この「コミュ力」は、学生に求められるスキルと社会人に求められるスキルは異なるものの、生活をしていく上で重要な能力になるということで共通しているものです。
コミュ力は言い換えれば「人付き合い力」ということになり、より多くの人に好かれるための方法ということにもなります。
ビジネスの世界では、業種や業態に関わらず必ずだれかしらとのつながりが発生するものです。
相手と良好な関係を築くことができるかどうかが、そのまま仕事の能力につながっていきます。
仕事ができる人というのは周囲の人間関係に配慮をし、相手の立場を考えた上で業務の提案や依頼をすることができるので、自分を含めた業務のパフォーマンスが高まります。
しかしコミュ力は生まれ持った性格が大きく関係することから、昔から苦手だったという人も多くいます。
そうした人はまずは自分の行動を振り返ってみて、自分にその気はなくとも相手を不快にさせるような言動をしていないか、反省をしてみましょう。
コミュニケーションが下手な人にありがちなこととして、以下の点が挙げられます。
・言いたいことの要点をうまくまとめることができない
・親しくない人とは一切話をしない
・思ったことがすぐに口に出る
・マイナスの感情がすぐに顔に出る
・自分の意見を譲らない
特に会話をするときに自分の興味や関心だけを一方的に押し付けて、明らかに他の人に興味のない態度をしていると、相手と親しく打ち解けることは絶対にできません。
克服するポイント、注意点
なかなか周囲と打ち解けることができないという人はまず、相手の話を聞くようにするということを心がけましょう。
誰でも自分に興味を持ってくれる人には好感を抱きます。
例え今自分にとって興味のない話題であっても、雑談として多くの人の話を聞くうちに得られることもたくさんあるものです。
会話をするときに自分の話をしたくなっても、ちょっととどまり、まずは相手の話を聞くという姿勢をとるようにするだけでも、かなり相手からの印象はよくなります。
また、最初から「面白いことを言わなきゃ」「気の利いた返しをしなきゃ」ということを意識する必要はありません。
この「何か面白いことを言わなきゃ」という気持ちは、大抵の場合で滑ります。
余計なことを言ってしまったために「一言多い人」とされることもありますので、何を優先しても自分は聞き役になるのだということを常に意識するようにしてください。
ただし、相手の話を聞くといっても陰口や中傷には同調するのはマイナスです。