やりたい仕事が見つからない人の特徴
「自分探し」という言葉が30年ほど前にブームになりましたが、現在でも自分自身の適性や将来の夢について悩む人は多いものです。
特に就職状況が厳しいと言われて育ってきている現在の20代にとっては、若い内からできるだけ安定した仕事に就くということだけが目標になっている印象もあります。
ですがいくら頭で理解していても、自分自身のやりたいと感じることと異なることを長く続けていくというのはストレスを感じるものです。
仕事をしていてもどうも楽しくない、何かもやもやしたものがずっと胸の中にある感じがするという人は、一度自分にとって本当にやりたいこととは何かを考えてみることをおすすめします。
仕事に対してモチベーションがどうしてもついてこないという人にありがちなタイプとして、3つの特徴が挙げられます。
2.現在の居場所ではないところに憧れがあるタイプ
3.周囲や将来の安定性を優先してしまう我慢タイプ
先に述べておくと、これらは決して人間として悪い適性というわけではありません。
問題は、そうした本人のもつ適性がうまく職業として活かされていないということなのです。
最初の「器用貧乏タイプ」は、昔から勉強もスポーツも平均的にでき、特に自分にとってすごく得意なものや、逆にすごく苦手なものを感じなかったというタイプです。
なんでもできてしまうがゆえに、何をやっても大きな満足感がないので、どこか心の中に満たされないものが残ってしまいます。
次の「居場所が分からないタイプ」は、現状に何らかの不満があり、そのためここではないどこかに行けば何か楽しいことがあるのではないかという、漠然とした希望を持ってしまうという人です。
最後の「我慢タイプ」は現代っ子らしい性格で、昔から両親や先生などの言うことに従順に従ってきたために、自分で何かを決めるということが苦手になってしまったという人と言えます。
見つけるコツ、考え方
上記3タイプのどれかに自分が当てはまると思ったら、まずは自分が今どんなことに不満を持っていて、どうしたら満足感が得られるかということを、一度振り返ってみることをおすすめします。
カウンセリングなどではそうした悩みに対し、まずノートに書き出すということをすすめています。
具体的には、まずノートを左右に分けて、片方に自分の好きなことややっていて楽しかったこと、反対に嫌だったことや辛かったことを書いていくという方法です。
やりたいことが見つからないというのは、逆に何が自分にとって不満要素になっているか分からないということでもあるでしょう。
まずはそうした方法で自分の心を振り返りってみると、眠っていた感情に気がつくことができるはずです。